製造業のどの工程の設備が対象になりうるか
製品カテゴリ(令和8年10月8日版。登録製品数は2026年10月2日時点)で確認
カタログ注文型の製品カテゴリ208のうち、対象業種に製造業を含むものは150カテゴリ(登録製品があるものは127カテゴリ、登録製品は合計2,347件)あり、業種別では最も多くなっています。このうち81カテゴリは、対象業種が製造業だけです。金属加工・成形・検査の工程ごとに、登録製品があるカテゴリを整理すると次のとおりです。
| 製造業の工程 | カタログ注文型の該当カテゴリ (括弧内は登録製品数) |
|---|---|
| 切削・旋削(マシニングセンタ・旋盤) | 複合加工機(78件)、ローダ付きNC旋盤(49件)、5軸制御マシニングセンタ(43件)、4軸制御マシニングセンタ(30件)、キー溝加工機(14件)、多軸自動旋盤(4件)、パレットチェンジャー付3軸マシニングセンタ(3件)、CNCホブ盤(2件)、自動ワーク交換装置付3軸マシニングセンタ(1件) |
| 研削・放電加工・工具の段取り | ワイヤ自動供給付ワイヤ放電加工機(50件)、ツールプリセッター(39件)、CNC複合研削盤(18件)、全自動CNC工具研削盤(14件)、電極自動交換装置付き形彫放電加工機(12件)、NC細穴放電加工機(7件)、機上計測装置付平面研削盤(3件)、鏡面仕上げ加工機(2件) |
| 板金・プレス(材料供給・曲げ・バリ取り) | コイルライン(52件)、鍛圧・板金加工用バリ取り装置(47件)、金型・大型部材用反転機(21件)、板金機械用材料シート自動搬入・搬出装置(19件)、プレス間搬送ロボット(8件)、プレスブレーキ用金型自動交換装置(6件)、プレス用多関節ロボット(4件)、プレスブレーキ用金型交換サポート装置(3件)、クリンチングファスナー圧入機(3件)、一本バー搬送ロボット(2件)、プレスブレーキ用ロボットシステム(1件)、精密板金向け自動タッピングマシン(1件) |
| 溶接 | デジタルアーク溶接機(21件)、テーブル式スポット溶接機(18件)、ファイバーレーザ溶接ロボットシステム(8件)、アーク溶接ロボット(3件)、精密板金向けTIG溶接協働ロボットシステム(2件) |
| 鋳造(バリ取り・砂処理・反転) | 鋳物用自動バリ取り装置(18件)、鋳造用ブラスト装置(5件)、鋳造用反転装置(5件)、鋳造用砂性状自動測定装置(3件)、鋳造用自動駆動ミキサー(グリッド造型システム)(1件) |
| 樹脂成形(射出成形の前後工程) | 後工程自動化機能付成形品取出しロボット(106件)、原材料自動計量混合搬送装置(22件)、プラスチック成形機部品洗浄装置(洗浄液式)(5件)、プラスチックペレット選別機(5件)、金型・温調機器水管洗浄機(2件) |
| 検査・測定・試験 | CNC三次元測定機(82件)、自動画像測定機(25件)、蛍光X線膜厚測定器(12件)、インライン非破壊検査装置(内部不良検査)(11件)、インライン非破壊検査装置(外部不良検査)(4件)、自動材料試験機(4件)、自動分析計測機器(4件)、歯車検査機(1件) |
| 洗浄・塗装・ガス供給・電装 | 窒素ガス精製ユニット(14件)、金属加工製品用洗浄装置(6件)、ワイヤーハーネス製造装置(6件)、3Dプリンタ(AM)(5件)、マスキングプラグ(キャップ)固着塗料剥離装置(1件) |
| 部品の取り出し・工場内の搬送・積付け | パレタイズロボット(47件)、無人搬送車(AGV・AMR)(43件)、バランサ装置(28件)、自動倉庫(19件)、バラ積みピッキングロボットシステム(1件) |
公式の製品カテゴリから、対象業種に製造業を含み、登録製品が1件以上あるカテゴリを工程ごとに分けて抜き出しています(工程への分け方は当事務所によるものです)。登録製品数は製品カテゴリ資料の目次の数で、カテゴリの対象業種・名称は公式のカテゴリ一覧によります。
カテゴリはあるが、現在は登録製品なし
主に製造業を対象とした加工・生産・検査のカテゴリとファイバーレーザー溶接機のうち、次の11カテゴリは、製品カテゴリ(令和8年10月8日版)で登録製品数が0件です(包装・物流などのカテゴリにも、製造業を含み登録0件のものがあります)。カテゴリがあっても、登録製品が無い間はカタログ注文型で発注できる製品がありません。これらの工程を自動化したい場合は、一般型で計画するか、製品の登録を待つことになります。
ファイバーレーザー溶接機、パイプベンダー用投入・排出ロボット、プレス機械用トランスファ装置、レーザ加工機用PSA式窒素ガス供給システム、材料シート手前戻し機能付き金属切断機、鋳造用自動注湯機、カメラ位置決め機能付き板金レーザ加工機、切削粉塵飛散防止機能付きNCルータ、工作機械用自動ワーク交換装置、切削屑連続遠心脱油機、AI外観検査用画像処理システム
カテゴリと製品は随時追加されるため、最新は公式の製品カタログでご確認ください。
工場内の搬送・保管は物流のガイドへ
無人搬送車(AGV・AMR)、自動倉庫、パレタイズロボットは、対象業種に製造業と倉庫業・卸売業などを含むカテゴリで、工場内の部品・製品の搬送や出荷前の保管に使えます。加工機への材料の投入や加工後の取り出しまで搬送装置とつなぐ計画は、一般型で検討します(SECTION 03)。設備ごとの説明は小売・物流・製造のガイド(搬送・保管・検品)、無人搬送車(AGV・AMR)の解説、自動倉庫の解説、協働ロボット・パレタイザーの解説にまとめています。
食品・印刷・木材・繊維の工場
食料品・飲料の製造は食品工場のガイドで工程別に整理しています。印刷・製本の機械にも製造業を対象業種に含むカテゴリがあり、丁合機は丁合機の解説をご覧ください。このほか、木材加工(木材用高周波接着機(13件)、木材加工用自動四面かんな盤(3件)、木材加工用5軸マシニングセンタ(2件)など)と、縫製・ニット(自動裁断機(80件)、コンピュータ横編み機(35件)、自動つま先縫製機能付き丸編み靴下編機(7件)など)のカテゴリもあります。
製造業はいくら補助される?補助率と上限額
一般型の第8回公募要領(2026年8月公表・9月18日改訂版)・カタログ注文型の公募要領(令和8年3月19日改定版)で確認
| 常勤従業員数 | 一般型の上限 (大幅な賃上げを行う場合) | カタログ注文型の上限 (賃上げ達成時) |
|---|---|---|
| 5人以下 | 750万円(特例1,000万円) | 500万円(賃上げ時750万円) |
| 6〜20人 | 1,500万円(特例2,000万円) | 750万円(賃上げ時1,000万円) |
| 21〜50人 | 3,000万円(特例4,000万円) | 1,000万円(賃上げ時1,500万円) |
| 51〜100人 | 5,000万円(特例6,500万円) | 1,000万円(賃上げ時1,500万円) |
| 101人以上 | 8,000万円(特例1億円) | 1,000万円(賃上げ時1,500万円) |
括弧内は、一般型が大幅な賃上げを行う場合、カタログ注文型が賃上げ達成時の上限です。補助額は税抜の補助対象経費で算定します。カタログ注文型は、補助額が25万円未満となる申請はできません(賃貸借契約での導入を除く)。
製造業は「常勤従業員20人以下」で一般型の補助率が上がる
一般型の補助率は中小企業が1/2(最低賃金引上げ特例の適用時は2/3)で、一般型では小規模企業者・小規模事業者と再生事業者は2/3です。製造業の小規模企業者・小規模事業者は常勤従業員20人以下で判定するため、従業員20人以下の工場は一般型で補助率2/3の対象になります(採択後、交付決定まで、または補助事業実施期間中に20人を超えると1/2に変わります)。
カタログ注文型の補助率は1/2以下で、従業員規模や事業者区分による引上げはありません。さらに、カタログ注文型では製品ごとに補助上限額が登録されていて、購入価格がその製品の補助上限額の2倍を上回る場合、補助率は1/2未満になります。計算の考え方と賃上げ特例の条件は補助額・補助率の解説に、一般型の概算はシミュレーターにまとめています。
加工機・溶接機・測定機の価格の目安と、上限との関係
| カテゴリ | 価格と導入費用の目安(公式) |
|---|---|
| 5軸制御マシニングセンタ | 二千五百万円程度から |
| 複合加工機 | 二千五百万円程度から |
| ローダ付きNC旋盤 | 6インチ以下 1,000〜1,500万円前後/10インチ以下 1,500〜2,000万円前後/10インチ以上 2,000〜3,000万円前後(チャックサイズのインチ数の違いによって異なる) |
| ワイヤ自動供給付ワイヤ放電加工機 | 約1,500万円〜6,000万円程度から |
| CNC複合研削盤 | 約2,700万円〜4,000万円程度から |
| 鍛圧・板金加工用バリ取り装置 | 七百万円〜二千万円程度 |
| プレスブレーキ用金型自動交換装置 | 約五千二百万円〜九千万円程度 |
| テーブル式スポット溶接機 | 1,000〜2,500万円程度(加工対象形状による機械仕様、機械本体のサイズにより価格帯が異なる) |
| デジタルアーク溶接機 | 50万円〜2,000万円(溶接工法によって異なる) |
| 鋳物用自動バリ取り装置 | 二千五百万円程度から |
| 後工程自動化機能付成形品取出しロボット | 小型:250〜500万、中型:300〜700万、大型400〜1,500万(上記は取り出しロボット本体価格。自動化機能の種類に応じて70〜120万程度上乗せされる。) |
| CNC三次元測定機 | 1,600万〜2,500万円程度から |
| 自動画像測定機 | 約600万円〜3,000万円程度から |
出典:中小企業基盤整備機構「製品カテゴリ」(令和8年10月8日版)の「価格と導入費用(目安)」。個々の製品の価格・補助上限額は公式の製品カタログと販売事業者の見積でご確認ください。
工作機械や鋳造・板金の自動化設備は、1台でカタログ注文型の上限に届く価格帯が多くあります。計算の考え方を、説明のための仮の数字で示します(実際の事例ではありません)。常勤従業員30人の会社が税抜2,500万円の機械をカタログ注文型で導入する場合、1/2の1,250万円が計算上の額ですが、21人以上の上限は1,000万円(賃上げ達成時1,500万円)で、さらに製品ごとに登録された補助上限額を超えることはできません。同じ会社が一般型で、その機械にロボットや周辺装置を組み合わせた税抜4,000万円の計画を立てる場合、中小企業の補助率1/2で2,000万円が計算上の額となり、21〜50人の上限3,000万円の範囲に収まります。実際の補助額は、審査を経た交付決定の内容と、事業完了後の確定検査で決まります。
カタログ注文型と一般型、製造業にはどちらが向く?
| 項目 | カタログ注文型 | 一般型 |
|---|---|---|
| 導入できるもの | カタログの登録製品(1回の申請で1種類) | 工程に合わせて設計する設備・システム(オーダーメイド設備) |
| 汎用の機械1台だけ | 登録製品なら申請できる | 対象外(汎用設備の単体導入) |
| 申請時期 | 随時(受付は2027年3月末頃までの予定) | 公募回ごとの締切制 |
| 補助率 | 1/2以下 | 1/2(一般型の小規模企業者等は2/3) |
| 申請の負担 | 比較的簡素 | 事業計画書で省力化指数や投資回収期間を示し、審査を受ける |
上限額はSECTION 02の表をご覧ください。一般型の日程は公募スケジュールでご確認ください。
Aカタログ注文型が合うケース
三次元測定機、成形品取出しロボット、デジタルアーク溶接機など、登録製品をそのまま導入したい。1台の価格が上限の範囲に収まる。一般型の公募を待たずに進めたい。
B一般型が合うケース
加工機にロボットや搬送装置・センサーを組み合わせて、材料の投入から加工・検査までをつなぎたい。登録製品が0件の工程や、カタログに無い専用機を入れたい。投資額がカタログの上限を大きく超える。
一般型の第8回公募要領は、「補助対象外となる事業」(1-7)に「汎用設備、パッケージソフト等のオーダーメイド性の無い設備・システムを単体で導入する事業」を挙げています。汎用設備やパッケージソフトでも、複数を組み合わせてより高い省力化効果や付加価値を生み出す場合は対象になります。カタログに登録されているような既製のマシニングセンタや旋盤を1台だけ導入する計画は、一般型の対象になりません。
また一般型FAQでは、カタログに掲載されている製品は原則カタログ注文型で申請するとしつつ、周辺機器や機器の数・機能を導入環境に合わせて変える場合や、汎用設備を組み合わせてより高い効果を出す場合は一般型の対象になるとしています。一般型は単価50万円(税抜)以上の機械装置等を1つ以上含むことが必須で、ロボットやセンサーで工程を自動化する場合は、外部のシステムインテグレータ(SIer)との連携が想定されています。
一般型の公募要領は、申請を考える前にカタログ注文型の製品カタログを確認するよう求めており、カタログ注文型のほうが申請が迅速かつ簡易だとしています。登録製品1台で完結する投資はカタログ注文型、工程をつなぐ設備やカタログの上限を超える投資は一般型、の順に検討します。同じ経費に両方を使うことはできませんが、別の経費であれば2つの類型を併用できます(公式FAQ)。
採択は審査によって決まり、申請すれば補助が受けられるとは限りません。各類型の詳細はカタログ注文型・一般型の解説をご覧ください。
今ある機械の入れ替え(更新)は対象?
結論:同じ機能のままの買い替えは対象外。類型ごとに条件が違う
×一般型で、今ある機械の更新・改良だけを行う
一般型FAQでは、すでに導入している設備に対するリニューアルや改良の費用は対象外で、部品単体の交換も対象外です。古くなった加工機を同等の新機種に替えるだけの計画は対象になりません。
△カタログ注文型で、新しい機能が加わる機種に置き換える
カタログ注文型では、既に所有する製品の置き換えで省力化効果が得られない事業は対象外です。置き換えとして申請できるのは、カテゴリごとに定められた「置き換えが可能となる機能・性能」を持つ製品で、今の機械に無いその機能・性能を1つ以上新たに備える場合に限られます(公式:製品の置き換えについて)。
○一般型で、新しい設備を組み合わせて工程を自動化する
今ある機械はそのまま使い、新たに導入するロボット・搬送装置・センサー・システムを組み合わせて工程を自動化する計画です。補助の対象は新たに導入する設備で、過去に購入した設備に対する作業費用は対象外です。既存のシステムの改修は原則対象外ですが、補助事業で新たに導入するシステムと連携するための改修費用は対象になります。
「置き換えが可能となる機能・性能」が定められた製造業のカテゴリ
| カテゴリ | 置き換えが可能となる機能・性能 |
|---|---|
| 鍛圧・板金加工用バリ取り装置 | 洗浄・乾燥機能 |
| 金属加工製品用洗浄装置 | 短期防錆効果 |
| テーブル式スポット溶接機 | 溶接条件管理機能 |
| 鋳造用ブラスト装置 | トロンメルセパレーター(分離機)、投入排出位置でのテーブルまたはハンガー回転駆動解除、ショットブラスト装置におけるエアーブロー機能(払落し機能) |
| ワイヤ自動供給付ワイヤ放電加工機 | スケジューラ機能、上下ガイド自動洗浄機能、トラブル対応ガイダンス機能 |
| 電極自動交換装置付き形彫放電加工機 | スケジューラ機能、手動軸送り速度高速化機能、手元操作箱の画面カスタマイズ機能 |
| CNC三次元測定機 | 高駆動加速度(最大合成加速度)による高速測定機能、高駆動速度(最大合成速度)による高速測定機能 |
| 3Dプリンタ(AM) | 大型造形機能 |
| ワイヤーハーネス製造装置 | ハウジングへの端子挿入機能、端子外観検査機能 |
| マスキングプラグ(キャップ)固着塗料剥離装置 | 湿式剥離機能 |
SECTION 01の表に載せたカテゴリのうち、公式のカテゴリ一覧で「置換対象となる機能・性能」が定められている10カテゴリです(製品カテゴリ 令和8年10月8日版)。表に無いカテゴリは、同時点のカテゴリ一覧に記載がありません。個々の製品がどの機能・性能を持つかは製品カタログで確認でき、申請では新たに加わる機能・性能を事業計画に具体的に書きます。
自社は中小企業?製造業の判定基準と人数の数え方
一般型の第8回公募要領・カタログ注文型の公募要領(令和8年3月19日改定版)で確認
製造業は資本金3億円以下「または」常勤従業員300人以下のどちらかを満たせば中小企業者に該当し、法人だけでなく個人事業主も対象です。ゴム製品製造業(自動車・航空機用タイヤ・チューブの製造業と工業用ベルトの製造業を除く)は、常勤従業員の基準が900人です。どちらの類型も同じ基準です。
| 確認すること | 製造業の基準 | 何に影響するか |
|---|---|---|
| 中小企業者に当たるか | 資本金3億円以下 または 常勤従業員300人以下(ゴム製品製造業は900人以下) | 申請できるかどうか |
| 小規模企業者・小規模事業者か | 常勤従業員20人以下 | 一般型の補助率が1/2から2/3に上がる |
| 300人を超える場合 | 常勤従業員500人以下 かつ 資本金10億円未満 | 一般型の「特定事業者の一部」として申請できる |
| 従業員規模の区分 | 常勤従業員数で決まる | 補助上限額(SECTION 02) |
「特定事業者の一部」は一般型の公募要領の区分で、カタログ注文型の公募要領にはありません。みなし大企業など規模以外の要件は対象者の要件をご覧ください。
人数の数え方
数えるのは常勤従業員(労働基準法第20条の解雇予告を必要とする者)で、日々雇い入れる人、2か月以内の期間を定めて雇う人、季節的業務で4か月以内の期間を定めて雇う人、試用期間中の人は含まれません。代表取締役や専従者も含めません。常勤従業員に当たらない人を含めていたことが分かると、採択の取消等になることがあると公募要領に明記されています。
カタログ注文型は、製品ごとの「対象業種」も合わせる
カタログ注文型には、導入する製品に設定された対象業種のうち1つ以上が、自社の営む事業の業種と合っていることという要件があります。SECTION 01の加工・成形・検査のカテゴリの多くは、対象業種が製造業だけです。主たる業種が製造業以外の会社でも、製造業の事業を一部でも営んでいれば申請できると公式FAQはしていますが、実績報告時などに事業の実態が確認できないと交付決定の取消になる場合があり、カタログ注文型では新規事業は対象になりません。
製造業の申請で見落としやすい4つの点
① 工場の新設・建設中は対象外
一般型では、補助事業の実施場所(工場等)を特定していることが必須で、交付申請の時点で建設中の場合や、土地だけを確保して建設予定の場合は対象外です。交付申請時には不動産登記事項証明書や賃貸借契約書等の提出を求められます。
② 基礎工事・建屋は対象外
一般型では、土地・建物などの不動産の取得費用と、設置場所の整備工事・基礎工事の費用は対象外です。対象になる「据付け」は、新たに購入する機械の設置と一体の軽微なもの(設置場所への固定等)に限られます。大型機の基礎やピットの工事費は、自己資金で見込んでおきます。
③ 交付決定の前に発注しない
交付決定の前に発注・契約・支払いをした費用は、どちらの類型も対象外で、いかなる理由でも事前着手は認められません。受注生産で納期の長い機械も、交付決定を受けてから発注します。一般型は、交付決定日から17か月以内(採択発表日から19か月以内)に支払いまで終える必要があります(第8回公募要領)。
④ 保険・共済への加入
一般型では、導入した機械装置を対象とする保険・共済(風水害等の自然災害を含む損害を補償し、付保割合50%以上)への加入が原則必須です。カタログ注文型でも、製品に対する補助額が500万円以上なら、自然災害を補償する保険・共済への加入が必須です。保険料は補助の対象外です。
一般型では、事務用のパソコン・タブレットなど目的外にも使える物は対象外です。経費の全体像は補助対象経費、一般型の賃上げの基本要件(1人当たり給与支給総額 年平均3.5%以上など)は一般型の申請要件(よくある質問)をご覧ください。
よくある質問
自社で設計・製作した自動化装置(内製の設備)も対象になりますか?
中古の工作機械は対象になりますか?
工作機械をリースで導入しても補助を受けられますか?
マシニングセンタとツールプリセッターなど、複数の機械をカタログ注文型でまとめて申請できますか?
生産管理システムやIoTによる稼働監視も対象になりますか?
製造業の省力化、どの工程から手を付ける?
材料の投入・加工・溶接・検査・搬送など、人手のかかっている工程と、検討中の機械をお聞かせください。対象になりうる設備、補助額の目安、類型の選び方をご案内します。採択を保証するものではありませんが、見通しを一緒に整理します。
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