補助対象・要件

賃上げで上限が増える仕組み

一定の賃上げに取り組むと、補助の上限額が引き上げられます。要件は改定で見直されているため、最新の内容で確認しましょう。

SECTION 01

賃上げ特例のポイント

改定前後に注意

上限の上乗せ

賃上げ要件を満たすと、規模ごとの上限額が引き上げられます。

事業場内最低賃金

要件は類型で異なります。カタログ注文型は、申請時と比べて事業場内最低賃金を3.0%以上、かつ給与支給総額を6%以上増やすことが条件です。一般型の要件は下のFAQをご覧ください。

未達のリスク

計画未達の場合の取扱いに注意が必要です。

2026年3月19日改定で賃上げ要件が見直されました。旧要件・旧上限の資料を流用しないようご注意ください。

賃上げ特例による上限額の違い(目安)

区分通常の上限賃上げ特例適用時
カタログ・5人以下500万円750万円
カタログ・6〜20人750万円1,000万円
一般型・5名以下750万円1,000万円
一般型・21〜50名3,000万円4,000万円
金額は目安で、公募回ごとに変わる場合があります。達成できない場合は、引上げ分について補助額の減額(カタログ注文型)や返還(一般型)を求められることがあります。最新の条件は公募要領でご確認ください。
FAQ

よくある質問

賃上げをすると必ず上限まで増えますか?
上限が引き上がるだけで、実際の補助額は対象経費×補助率で決まります。補助額・補助率をご確認ください。
賃上げ目標を達成できなかったら?
取扱いは公募要領に定められています。計画段階から実現性を見極めることが重要です。
賃上げ特例(上限引上げ)とは何ですか?
一定の賃上げに取り組む場合に、補助上限額が引き上げられる仕組みです。例えばカタログ注文型では5人以下の上限が500万円から750万円に上がるなど、類型・規模ごとに引上げ後の額が定められています。
どのくらいの賃上げが必要ですか?
類型で異なります。カタログ注文型は、申請時と比べて(a)事業場内最低賃金を3.0%以上、(b)給与支給総額を6%以上、の両方を補助事業実施期間の終了時点で達成する計画が必要です。一般型(第8回)は、(1)1人当たり給与支給総額を年平均成長率6.0%以上増加させること、(2)事業場内最低賃金を事業実施都道府県の最低賃金+50円以上の水準とすること、の両方です。水準は改定・公募回で変わるため、最新の公募要領でご確認ください。無理のない範囲で計画することが大切です。
賃上げ目標を達成できなかった場合はどうなりますか?
上限引上げの適用を受けた後に目標を達成できないと、引上げ分について補助額の減額(カタログ注文型)や返還(一般型)を求められることがあります。達成できる見込みを踏まえて特例を使うか判断することが重要です。
小規模事業者でも賃上げ特例は使えますか?
小規模事業者でも賃上げ特例の対象になり得ます。一般型で補助率が2/3に上がる小規模・再生事業者の扱いとは別の制度です。一般型では上限引上げの対象外となる場合も定められているため、両方の条件を公募要領で確認したうえで計画します。詳細は公募要領でご確認ください。
賃上げはいつまでに実施すればよいですか?
達成を確認する時期は類型で異なります。カタログ注文型は、補助事業実施期間の終了時点で達成している必要があり、実績報告で確認されます。一般型は、事業計画期間を対象に目標を設定し、その達成状況が確認されます。詳細は公募要領・交付規程で定められています。昇給時期が固定されている会社は、申請タイミングとの整合を必ず事前に確認してください。
最低賃金の改定(法定)分も賃上げにカウントされますか?
カタログ注文型は「申請時点の事業場内最低賃金からの増加率」で判定されるため、地域別最低賃金の法定改定で自動的に上がる分も結果として増加に含まれます。ただし法定改定を上回る計画的な引上げを前提に設計しておくほうが安心です。一般型は「事業実施都道府県の最低賃金+50円以上」という水準で判定されるため、法定改定があれば必要な水準も上がります。
CHECK

賃上げ要件の実務——就業規則・賃金台帳の準備

「事業場内最低賃金」の確認方法

自社で最も時給換算額が低い労働者の賃金が基準です。月給制の従業員も時給換算して確認します。パート・アルバイトを含む全労働者が対象になるため、賃金台帳で最低額の人を特定するところから始めましょう。

証拠書類の整備

賃上げの実施は賃金台帳・雇用契約書・就業規則等で確認されます。口頭の昇給約束では足りず、書面化と実際の支給実績が必要です。効果報告の期間中も水準の維持が求められます。

未達成時のリスク

賃上げ特例で上限を引き上げたのに達成できなかった場合、引上げ分について補助額の減額(カタログ注文型)や返還(一般型)を求められる可能性があります。特例を使うかどうかは、昇給原資を補助額の試算と併せて無理のない範囲で判断してください。計画への落とし込みは事業計画書の書き方も参考になります。

従業員がいない・ごく少数の場合の賃上げ要件の扱いは従業員0名での申請ガイドで解説しています。

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