採択を分ける4つの論点
① 課題の明確化
現状の業務でどこに・どれだけ人手がかかっているのかを、具体的な数字で示します。
② 設備の必然性
その課題を解決するうえで、なぜその設備でなければならないのかを論理的に説明します。
③ 省力化効果の定量化
導入後に「何時間・何人分」削減できるかを数値で示し、生産性向上を裏付けます。
④ 実現可能性・証憑
計画の実現性と、見積・体制などの裏付けを示し、審査員の納得を得ます。
第8回の加点・要件のポイント
加点加点は10項目(第8回公募要領)
第8回の加点は、事業承継・M&A、事業継続力強化計画、成長加速マッチングサービス、地域別/事業場内最低賃金の引上げ、えるぼし、くるみん、省力化ナビ、健康経営優良法人、生産性向上支援センター利用の10項目です。認定や過去の賃金実績で決まる項目が多いため、満たせるかを早めに確認し、計画に反映します。各項目の要件は加点項目一覧で整理しています。
変更基準年度の定義が変わりました
数値目標の計算起点となる基準年度が、第7回の「応募申請時の直近の決算期」から、第8回は「補助事業が完了した日を含む事業年度の決算期」へ変更されました。過去回のひな型を流用すると、付加価値額・給与支給総額の伸び率の起点がずれます。数値計画は第8回の定義で組み直してください。
変更事業実施期間が1ヶ月短くなりました
交付決定日から18ヶ月以内(採択発表日から20ヶ月以内)→17ヶ月以内(同19ヶ月以内)に短縮されました。長納期の設備を含む計画は、納品・検収・支払いのスケジュールに余裕があるかを、計画段階で販売事業者と確認しておく必要があります。
要件不正・法令違反への対応強化
不正受給や法令違反に関する要件が強化される傾向です。コンプライアンス面の確認も重要になります。
賃上げ大幅賃上げで上限引上げ
大幅な賃上げに取り組むと補助上限額が引き上げられる特例があります。賃上げ計画との整合も検討します。
加点項目・要件は公募回ごとに見直されます。最新の内容は公式の公募要領でご確認ください。
事業計画書づくりの進め方
課題の整理
どの作業に人手と時間がかかっているかを洗い出します。
効果の定量化
導入で削減できる時間・人数を数字で見積もります。
整合性の確認
課題・設備・効果・計画目標が一貫しているか点検します。
よくある質問
事業計画書では何が一番重視されますか?
加点項目はありますか?
計画書は自分で書けますか?
事業計画書にはどんな内容を書きますか?
事業計画書の記入例やテンプレートはありますか?
加点項目にはどのようなものがありますか?
採択されやすい事業計画のポイントは何ですか?
事業計画書は何ページくらい書けばよいですか?
計画書の作成をすべて代行してもらえますか?
審査で見られる4つの観点と書き方のコツ
① 課題の具体性
「人手不足で困っている」ではなく「◯◯工程に1日◯時間×◯名を要し、求人を出しても応募がない」と、工程・時間・人数で定量的に書くことが出発点です。曖昧な課題設定は計画全体の説得力を奪います。
② 省力化効果の算定根拠
導入設備がどの作業を何時間削減するか、削減した工数を何に再配置するかを数値で示します。労働生産性の伸び率は要件に直結するため、算定式と前提を明記しましょう。
③ 賃上げ計画の実現性
賃上げ要件(解説はこちら)を満たす昇給原資が、省力化効果から無理なく説明できるかが見られます。効果と賃上げがつながらない計画は評価されにくい傾向があります。
④ 投資の妥当性
相見積や設備選定の比較過程を示し、「この投資額が適正である」ことを裏付けます。採択後の交付申請では、発注先1件あたり50万円(税抜き)以上は同一条件の相見積もりが原則で、最低価格以外を選ぶ場合は理由書が必要です(公募要領)。
直近の採択傾向は採択結果の分析を参照してください。計画書の作成を専門家と進めたい方はフルサポート(計画書作成支援を含む)をご検討ください。
採点される計画書を、一緒に作りましょう。
審査の視点を踏まえた構成と、定量的な効果の示し方を専門家が支援します。
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