基礎知識

省力化補助金の補助額・補助率|
2類型をまとめて比較【2026】

補助額は「対象経費 × 補助率」で計算し、類型・規模ごとの上限で頭打ちになります。カタログ注文型と一般型では上限・補助率の考え方が異なります。本ページで全体像を、各類型ページで詳細を確認できます。

SECTION 01

補助率・補助上限のまとめ

項目カタログ注文型一般型(オーダーメイド)
補助率1/2以下1/2(小規模・再生は2/3)
補助上限額500万〜1,500万円
(従業員規模・賃上げ特例による)
750万〜8,000万円
(賃上げ特例で最大1億円)
賃上げ特例最低賃金+3.0%以上かつ給与支給総額+6%以上で上限引上げ大幅な賃上げで上限引上げ(特例)あり
申請タイミング随時申請(〜2027年3月末頃)公募回ごと(第8回の申請受付:2026年9月18日〜10月16日17:00)

金額は2026年時点の目安です。一般型の上限は従業員規模と賃上げ特例の有無で大きく異なります。正確な金額・補助率は公募回ごとの公募要領によります。

一般型|従業員数補助上限額(通常)大幅な賃上げを行う場合
5名以下750万円1,000万円
6〜20名1,500万円2,000万円
21〜50名3,000万円4,000万円
51〜100名5,000万円6,500万円
101名以上8,000万円1億円

一般型は従業員規模で上限が段階的に上がります(補助率:中小1/2・小規模/再生2/3)。詳しくは一般型ページ・公募要領をご確認ください。

SECTION 02

補助額の計算イメージ

「対象経費 × 補助率(上限あり)」が基本式です。

例:対象経費1,000万円・補助率1/2の場合

補助額
500万円
自己負担
500万円

補助額シミュレーターで試算する →

金額・要件・スケジュールは公募回により変動します。最新の正確な情報は公式サイトの公募要領で必ずご確認ください。

「補助額の目安」を3ステップで考える

ステップ内容
① 対象経費を絞る投資総額のうち、補助対象となる税抜の経費だけを抜き出します。
② 補助率を掛ける対象経費×補助率(カタログ注文型は1/2以下、一般型は中小1/2・小規模/再生2/3)で計算します。
③ 上限と照らす算出額が規模ごとの上限を超えていないか確認。超過分は自己負担です。

上記は概算の考え方です。補助率・上限額・賃上げ特例の条件は公募回ごとに変動するため、正確な金額は最新の公募要領でご確認ください。本サイトは採択や補助額を保証するものではありません。

FAQ

よくある質問

カタログ型と一般型で補助率は違いますか?
補助率の考え方は類型・事業者区分で異なります。カタログ注文型は従業員規模や事業者区分にかかわらず1/2以下です。一般型は原則1/2で、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者は2/3です(最低賃金引上げ特例の適用時は中小企業も2/3)。詳細は各類型のページと公募要領をご確認ください。
補助額はどうやって決まりますか?
「対象経費 × 補助率」で算出し、類型・規模ごとの補助上限額が頭打ちになります。たとえばカタログ型は従業員規模と賃上げ特例の有無で上限が決まります。
賃上げをすると補助額が増えるのですか?
はい。一定以上の賃上げを行う「特例」を満たすと、補助上限額が引き上げられる仕組みがあります。カタログ型では、申請時と比べて事業場内最低賃金を3.0%以上、かつ給与支給総額を6%以上増加させることが特例の条件です。
補助の対象になるのは税抜き金額ですか?消費税分も補助されますか?
補助金の対象経費は原則として消費税抜き(税抜)の金額で計算され、消費税相当額は補助対象外となるのが一般的です。つまり自己負担には補助対象外となる消費税分も加わります。正確な取扱いは公募回ごとの公募要領で確認してください。
投資額が補助上限を超えた場合、超えた分はどうなりますか?
補助額は「対象経費×補助率」で算出し、規模ごとの補助上限額で頭打ちになります。上限を超える投資をしても、超過分は全額自己負担です。たとえば上限1,000万円のところ補助率1/2で2,500万円を投じても、補助は1,000万円までにとどまります。
賃上げ特例の上限引き上げを使った後、賃上げが達成できなかったらどうなりますか?
賃上げ特例で引き上げた上限の適用を受けた場合、後日の実績で賃上げ要件を達成できないと、上乗せ分について減額や返還を求められる可能性があります。達成できる見込みを踏まえて活用するのが安全です。具体的な未達時の取扱いは公募要領で確認してください。
補助金が振り込まれるのはいつ頃ですか?
補助金は後払い(精算払い)のため、交付決定→発注・導入・支払い→実績報告→事務局の審査を経てから入金されます。導入から入金までは数か月単位の期間を要するのが一般的で、その間は立替資金が必要です。具体的な時期は公募回・進行状況により異なります。
補助金を受け取ると税金(法人税・所得税)はかかりますか?
補助金は原則として収入(益金・事業所得)に算入され、課税対象となるのが一般的です。固定資産の取得に充てた場合は圧縮記帳など課税を繰り延べる取扱いが利用できる場合もあります(仕組みは補助金の会計・税務(圧縮記帳)で解説)。税務の詳細は税理士にご確認ください。
設備の設置費や運搬費、保守費用も補助対象になりますか?
対象経費の範囲は類型・公募回ごとに公募要領で定められています。導入後のランニングコストや保守費用は対象外となる傾向です。見積もりのどこまでが対象かは、申請前に要領で確認することをおすすめします。
補助金はいつ振り込まれますか?
補助金は後払い(精算払い)です。交付決定→発注・納品・支払い→実績報告→確定検査を経て振り込まれるため、いったん全額を自社で立て替える必要があります。着金までは実績報告から数ヶ月かかることもあり、つなぎ資金の計画が重要です。
見積金額が申請後に変わった場合はどうなりますか?
増額分は補助対象になりません。減額の場合は実際の支払額に基づいて補助額も減額されます。為替や部材価格で変動しやすい設備は、見積の有効期限と価格改定の予定を販売事業者に確認してから申請するのが安全です。
CASE

補助額の計算例——自社ならいくらになる?

例1:従業員4名の飲食店

配膳ロボット(同じ製品を複数台)で対象経費450万円(税抜)の場合。補助率1/2で補助額225万円(上限500万円の範囲内)。自己負担は225万円(税抜)です。

例2:従業員15名の物流会社

AGV(同じ製品を複数台)で対象経費1,600万円(税抜)の場合。補助率1/2で800万円ですが、上限750万円のため補助額750万円。賃上げ特例を満たせば上限1,000万円に広がり800万円満額が視野に入ります。

例3:従業員30名の製造業

カタログ上限(1,000万〜1,500万円)を超える3,000万円の設備投資なら、一般型(21〜50名は上限3,000万円・賃上げで4,000万円)での申請が合理的です。

カタログ注文型は、1回の交付申請で申請できる製品が1種類です(同じ製品の複数台は可)。賃上げ特例の要件(類型で異なります)は賃上げ要件の解説を参照。上記は制度数値に基づく試算例であり、実際の補助額は交付決定によって確定します。

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