比較

省力化補助金とものづくり補助金の違い

省力化補助金とものづくり補助金は、目的が異なる別制度です。特に一般型は、ものづくり補助金の省力化(オーダーメイド)枠から移行した経緯があります。違いと選び分けを整理します。なお、ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)の公募は終了しています。新規の申請先は、令和8年度に始まった「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」です(ものづくり補助金と新事業進出補助金を一体的に運用する制度ですが、新制度の公式サイトは旧2制度とは異なる補助金と明記しており、枠・要件は新制度の公募要領で定められています)。本ページでは、従来のものづくり補助金について説明しています。

SECTION 01

目的の違い

観点省力化補助金ものづくり補助金
主な目的人手不足の解消・省力化革新的な試作・新サービス開発
典型的な投資省力化設備・自動化システム新製品開発のための設備・試作
選ぶ基準作業を自動化・省力化したい新しい製品・サービスを生みたい(公募は終了。現在の申請先は新事業進出・ものづくり商業サービス補助金)
SECTION 02

一般型は「オーダーメイド枠」から移行

Q. 一般型とものづくり補助金の関係は?

省力化補助金の一般型は、もともとものづくり補助金の省力化(オーダーメイド)枠として実施されていた支援が移行したものです。自社の業務に合わせて専用設計する省力化投資は、現在は省力化補助金の一般型として申請する形に整理されました。

各制度の最新の対象・要件は、それぞれの公式情報でご確認ください。

省力化投資補助金とものづくり補助金の違い

観点省力化投資補助金ものづくり補助金
主な目的人手不足の解消・省力化革新的開発・生産性向上
手軽さカタログ注文型で選びやすい計画の革新性が問われやすい
補助率の目安カタログ型 1/2以下/一般型 1/2(小規模・再生2/3)1/2(小規模事業者等は2/3)
条件は公募回で変わります。最新情報は各制度の公式でご確認ください。
FAQ

よくある質問

省力化補助金とものづくり補助金はどちらが良いですか?
目的によります。人手不足の解消・省力化が主目的なら省力化補助金が向いています。革新的な新製品・新サービスの開発が主目的なら、公募が終了したものづくり補助金ではなく、新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(革新的新製品・サービス枠)の公募要領を確認します。導入したい内容で選びましょう。
一般型はものづくり補助金と関係がありますか?
はい。省力化補助金の一般型は、かつてのものづくり補助金における省力化(オーダーメイド)枠から移行した経緯があります。オーダーメイドの省力化投資は省力化補助金の一般型で扱われるようになりました。
ものづくり補助金とはどんな制度ですか?
革新的な新製品・新サービスの開発を支援する制度でした(第23次公募要領では、製品・サービス高付加価値化枠について、既存の製品・サービスの生産等のプロセスの改善・向上を図る事業は補助対象外)。公募は終了しています。省力化投資補助金が人手不足の省力化に目的を絞るのに対し、開発・革新の要素が重視される点が異なります。
ものづくり補助金の対象・条件はどのようなものですか?
中小企業者等を対象に、付加価値額の向上などの事業計画の要件を満たすことが求められます。省力化投資補助金より計画の革新性が問われやすく、要件は公募回ごとに定められていました。ものづくり補助金の公募は終了しており、新規の申請先は新事業進出・ものづくり商業サービス補助金です。
ものづくり補助金の採択率はどのくらいですか?
採択率は公募回や応募状況で変動し、採択を保証するものではありません。省力化投資補助金の一般型も同様に変動します(公表済みの第1〜6回は約60.9〜69.3%)。数字は目安としてご確認ください。
省力化とものづくりで補助率・上限はどう違いますか?
ものづくり補助金は1/2(小規模事業者等は2/3。第23次公募要領)、省力化投資補助金はカタログ注文型が1/2以下、一般型が1/2(小規模・再生事業者は2/3)です。上限額や枠組みは制度ごとに異なり、いずれも公募回で変動します。投資の目的で選ぶのが基本です。
ものづくり補助金で不採択だった計画を省力化補助金一般型で出し直せますか?
可能性はあります。特に「革新性が弱い」と評価された設備投資計画は、省力化・生産性向上の観点で組み直すと省力化補助金の評価軸に適合することがあります。ただし単純な流用ではなく、省力化効果の算定・賃上げ計画など評価軸に沿った再構成が必要です。
ものづくり補助金などを受けた事業者も、省力化補助金に申請できますか?
同じ経費を両方の補助金で受けることはできません(重複受給の禁止)。経費が分かれていても、交付決定の時期・回数や、導入する機器の用途によっては申請できません。省力化補助金の一般型は、ものづくり補助金や中小企業新事業進出補助金などの交付決定を受けて、応募申請時点で補助金の支払いが完了していない事業者や、過去3年間にこれらの交付決定を合計2回以上受けた事業者を対象外としています(第8回公募要領。この列挙に新事業進出・ものづくり商業サービス補助金の名前はありません)。カタログ注文型は、ものづくり補助金の交付決定から10か月を経過していない事業者と、過去3年間にものづくり補助金の交付決定を2回以上受けた事業者を対象外としています。また、事業再構築補助金・中小企業新事業進出補助金に採択された事業者が、その補助事業に用いる機器を導入する事業も対象外です(公募要領 2-4)。ものづくり補助金の公募は終了しており、新事業進出・ものづくり商業サービス補助金との関係は、それぞれの最新の公募要領で確認が必要です。両方を検討する場合は、申請の順番から一緒に整理します。
CHECK

「革新性」の壁——ものづくり補助金と省力化補助金の本質的な違い

ものづくり補助金=開発

製品・サービス高付加価値化枠は、革新的な新製品・新サービスの開発が対象でした。既存の製品・サービスの生産等のプロセスの改善・向上を図る事業は補助対象外で、単に機械装置等を導入するだけで新製品・新サービスの開発を伴わないものや、同業の中小企業者等において既に相当程度普及している新製品・新サービスの開発も、対象事業に該当しないとされていました(第23次公募要領 2.3.1 A)の注記)。

省力化補助金=人手不足対応

一般型はものづくり補助金の省力化(オーダーメイド)枠から移行した経緯があり、革新性ではなく省力化効果と生産性向上を評価します。ただし、汎用設備を単体で導入する事業は対象外です(第8回公募要領)。導入環境に合わせて機器の構成や機能を変える場合や、汎用設備を組み合わせてより高い省力化効果を生む場合は、その効果を数値で示して評価を受けます。

実務上の使い分け

新製品開発を伴うなら新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(ものづくり補助金は公募終了)、人手不足対応の設備投資なら省力化補助金——が原則です。省力化一般型の要件と事業再構築補助金との違いも併せてご覧ください。

省力化と新製品開発の両方の要素がある案件は、省力化補助金と新事業進出・ものづくり商業サービス補助金のどちらの要件に合うかで選びます。判断材料の整理は無料相談をご利用ください。

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「開発」か「省力化」か、整理します。

目的に応じてどちらの制度が適するか、具体的にご案内します。

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